自家用車の依存高く、免許返納後の移動に不安も ~「高齢者の移動手段に関するアンケート」の調査結果~

 免許返納などによる高齢者の移動手段の確保が全国的な課題となる中、昨年10月から12月にかけ県内の老人クラブ会員に対し「高齢者の移動手段に関するアンケート調査」を実施し、このたびその調査結果をまとめました(23市町村、回収数921)。

 本調査では普段の移動手段の他、外出の目的や頻度、老人クラブ活動への影響、移動に関する要望などについて設問、比較的活動的な老人クラブ会員を対象としたため、移動手段では「自分で運転する車」が約7割と多く、次いで家族や友人の車による送迎(約29%)、徒歩(約27%)などがこれに続きました。公共交通機関(バス・JR)はその不便さ(便数が少ない、乗降場所まで遠い)から利用者は約2割に留まりました。外出の目的は買い物や通院が大半を占め、移動手段の確保が日常生活の維持に直結することが明らかとなりました。活動への影響では「特に困っていない」が半数以上でしたが、移動手段が原因で参加を控える層も約2割存在しており、潜在的な課題であると考えられます。
 現在元気な方も加齢や運転免許の返納、家族構成の変化などにより将来的に移動が困難になるとの不安があり、今後の移動手段については公共交通機関の便が増えること(約36%)、乗合タクシーやデマンド交通(予約制)の運行(約30%)、福祉・介護事業所による送迎(約30%)などを今後の要望としてあげられました。
 各自治体ですでに行われている移動支援のサービス(バス・タクシー代の補助、福祉バスの運行、ボランティアの送迎など)に関しては、「知らない」(約27%)とする方もおられ、今後はその周知とともに移動手段の問題を地域全体で考え、要望やニーズを制度やサービスにしっかり結び付けていくことが求められます。

 本アンケートにご協力いただきました、老人クラブ会員のみなさんありがとうございました。

 ※アンケートの調査結果は下記よりダウンロードできます。

 

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