高齢者が気をつけたい事故や急病,いざという時の対応について ~友愛訪問活動推進研修会を開催しました~

 友愛訪問員や老人クラブリーダーを対象に「友愛訪問活動推進研修会」を開催しました(9月25日を皮切りに県内3ヶ所で開催)。


 講演①「高齢者の特殊詐欺被害防止について」(講師:各警察署生活安全課)

 県内で9月末までに7億円以上の被害が発生,特に料金の未払い等の架空請求やSNS型投資詐欺が多くなっているとのことで,知らない番号の電話には出ない,誰かに相談する等が対策とされました。また詐欺の場合,国際電話でかかってくることが多いことから,国際電話を停止できる制度を活用して欲しいと呼びかけられました。


 講演②「高齢者に起こりやすい事故の予防と急病への対応,災害時の避難生活支援について」(講師:日本赤十字社徳島県支部 橋本聡事業推進課長)

 高齢期に起こりやすい事故として転倒や窒息,やけどが多いとされ,骨折の際の新聞紙を使った応急処置,お餅をのどに詰まらせた場合の対処方法,やけどの際の初期処置がその予防とあわせて紹介されました。また病気については熱中症,脳卒中,心臓病が多いとされ,それぞれ兆候や症状,手当,救急車の呼び方などの対応について,その予防とあわせて紹介されました。
 後半は災害時の避難所生活での注意点等について,特に高齢者は動かないことによる生活不活発病やエコノミークラス症候群,脱水,感染症等に注意が必要とのことでした。最後に避難所で役立つものとして,新聞紙を使った足カバー,タオルとお湯を使ったホットタオルを参加者全員で制作しました。

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